鉄道は人を乗せ、物を運び、街を繋ぎます。
現代社会に無くてはならないインフラの一つとして、安心して利用できることが絶対条件です。
それを実現するために私たちは技術と安全の探求に一切妥協しません。
菅原興業はJR(JR東日本:東日本旅客鉄道株式会社)やTX(つくばエクスプレス:首都圏新都市鉄道株式会社)、ユニオン建設から軌道の修繕又は改良工事等を請け負っている建設会社です。毎日何万人というお客様が利用している列車の運行に支障のないよう、線路の修繕を行っている軌道会社ですが、それだけでなく、お客様への快適な旅を提供するサービス会社でもあるととらえています。
また、JRからの指導やユニオン建設からの指示をまっとうするほか、私たち自身も今まで培ってきた技術力と経験を活かし、施工計画から施工までの発言、提案を行なっています。そうした積み重ねの数々で、お客様に「列車の安全とより乗り心地の良い線路を提供するために存在する会社」としてあり続けています。私たちは、お客様に快適な旅を提供し続けるため、強い自負と責任感で日々の業務を行なっています。
「安全第一」言葉を掲げることは難しくありませんが、私たちは安全に対する取組みを常に進化させ続けています。
事故が起きてから対策を立て事故防止に努めるのでは遅いのです。
当社では、過去の痛ましい事故を学び振り返り忘れない取組みや、事故が起きる“かもしれない”と意識の中に置くようその日の作業で起こりうる事故を考えさせたり、作業前の点呼時に互いに注意喚起するよう今日気を付けるポイントについて“声出しカード”などで常々過去の事故に触れるよう起こす前の対策、“先手の事故防止”を行っています。
また、安全とは互いの信頼が大事という考えのもと、互いをけなしたり粗探しするのではなく、なんでも誉めあう「ホワイトカード」という取組みを行い、風通しの良い職場づくりに取り組んでいます。
取組みは全て単純明快な方法です。難しいことはせず、常に従業員目線で安全を考えることを基本理念としています。
当社はユニオン建設から、安全を続けることでたまるポイントの1万点達成表彰を毎年達成し、今や10万点を超え、さらに安全の取組みを強化しています。
それだけ安全を意識した会社であります。
軌道の仕事は常に危険と隣合わせで安全な作業など何ひとつありません。時には身の縮むような怖い危険な作業もあります。しかし先手の事故防止の取組みにより、常に危険を意識しているので、事故やケガを起こしません。事故やケガが起きるのは「安全だろう」「大丈夫だろう」という思い込み、慢心、油断から危険を認識していないからです。
どんなに小さな事故やケガも未然に防ぐ、どんなに危険な作業にも万全な体制で取組む、それらを認められることが従業員の誇りになっています。
安全なくして作業なし、安全なくして利益なし、安全は信頼を作り、仲間との絆を深めます。
安全であることは難しいことです。だからこそそれを守っていることへの自信が従業員を成長させます。そして安全は人を笑顔にします。
安全は家族を幸せにしてくれます。
そんな風に思っている菅原興業です。
軌道工とは、鉄道の線路の保守・点検をする仕事です。具体的には、レールの交換、マクラギの交換、線路の検査業務などをします。
昼夜作業を行い、雨や雪などの天候も構わず工事するため大変ハードではありますが、安全に列車を走らせるという社会的使命感を抱きながらできるこの仕事は、とても誇れる職業といえます。
また、夜の作業では列車が走り終わった終電後から走り始める始発前までのほんの短い間合いで日々列車が安全に走行できるような状態に作り上げています。
菅原興業の軌道工は全員がエキスパートとしての自覚を持ち、近年では40周年記念式典を行うなど、土方のイメージを払拭し、唯一無二の存在としてあり続ける鉄道愛に満ちたアスリートたちです。