蜂対策🐝ポイズンリムーバー💉

写真は「ポイズンリムーバー(吸引器)」です。

蜂に刺されたときに患部にあてて真空状態にし、毒を吸い出します。

今回の対策は”刺されてしまった時にどうすべきか”考えました。

先日、千葉営業所産業医の池田先生から蜂について詳しくお話があり、購入に至りました。

先生のお話の内容も抜粋して載せておきます。ぜひ参考にしてください。

 

 

~~~~~~~蜂に刺された時にどう対処すべきか~~~~~~~~

 まず安全の確保です。蜂の毒液には仲間を呼び寄せる作用があるので、その場に留まらずに出来るだけ離れましょう。そして、痛みが強いかも知れませんが、出来る限り騒がず、走って逃げたりせず、ゆっくり退避して下さい。

刺された患部には、蜂毒が残っているので、傷口の周辺の皮膚をつまんで絞り出すようにしながら、流水で洗い流しましょう。口をつけて吸い出す行為は蜂毒を口の中に入れてしまうことになるので勧められません。もし、専用の吸引器があればそれで吸い出しましょう。もし塗り薬を持っていればそれを塗ります。ない場合は患部を冷やして下さい。

 そして、蜂毒の怖いところはアレルギー症状が出やすいと言うことです。その中でも、全身に症状が出ることをアナフィラキシーと言います。症状は多彩ですが、皮膚症状や粘膜が浮腫む症状が出ます。口や唇の腫れ、それによる違和感・喉のいがいが・飲み込みにくさ・息苦しさ・くしゃみなどです。お腹の症状として下痢・腹痛があります。これらは自分自身で感じる症状ですが、他人から見ても分かる症状として、肌の腫れ・赤くなる、蕁麻疹、息苦しそう、意識がないなどが挙げられます。アナフィラキシーは直ぐに対処しないとどんどんと症状が進行して行くので、直ぐに救急車を呼ぶ・医療機関に連れて行くなどの対応が必要になります。また、血圧が下がることがあるので、横になって足を上げて、救助を待ちましょう。命を落とすようなアナフィラキシーは、発症から1015分の短時間で激烈に症状が進行します。そこで一旦収まっても、二相性反応と言われる反応が8-12時間で再度出ることが10-20%ありますので、注意深く観察し、場合によって医療機関に入院して経過を見ることがあります。

 また、蜂に刺されるときは、1回目よりも2回目に症状が強く出ると聞いたことがあるかもしれません。これは、免疫機能の複雑な話になるのですが、1回目に刺された時に、蜂毒という人体に対する異物に対して、抗体というものを作り出します。普段はその抗体は何もしませんが、2回目に刺された時に、蜂毒が体内に入ると、この抗体が一気に活性化し、化学伝達物質を大量に放出します。この化学伝達物質がアナフィラキシーを引き起こします。

 同じ蜂の種類に刺された方が、蜂毒アナフィラキシーの可能性は高まりますし、蜂同士でも毒の強さは、スズメバチ>アシナガバチ>ミツバチの順です。

 

 最後にアレルギー、アナフィラキシーの重要ポイントをまとめます。アレルギーというと、皮膚に蕁麻疹が出たりすることを言うように考えがちですが、喉の違和感・息苦しさ・腹痛・下痢など多彩な症状が出ます。少しでも体調がおかしいと感じるときは、医療機関を受診して下さい。そして、一緒に仕事をしている仲間がもし刺された場合には、横にさせて、状態を観察しながら、救護を呼ぶようにして下さい。

 

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